
マーケティング心理学とは
マーケティング心理学とは、科学的に証明された行動心理学の基礎となっており、顧客の行動心理を理解することでさらなる購買行動を促進させたり、売り上げを増加させることが可能になります。
マーケティング心理学は、マーケティングのみにとどまらず、営業、広告、キャッチコピー、メルマガやネット上でも幅広く応用することができます。
詳しくは、以下の2記事をご参照ください。
NIKEスニーカーを用いて、マーケティング心理学を組み合わせて実践

Air JordanやAir Forceなど数々のヒット商品を送り出し、スニーカー好きやコレクターの方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなNIKEのスニーカーを用いて、なぜ大ヒットしたのかなどのマーケティング心理学の観点から紐といていきたいと思います。
マーケティング心理学は単体で活用するよりも、適切に掛け合わせることで効果を倍増させると言われています。
今回は、以下の3つについてご紹介します。
スノッブ効果 + バンドワゴン効果

スノッブ効果:
みんなが持っていないものに魅力を感じるというマーケティング心理です。
バンドワゴン効果:
スノッブ効果の逆で世間の流行りや周りの評判に流されてしまう心理効果のことを指します。
一見矛盾しているようにも聞こえますが、実は掛け合わせると多くの人に訴求することできます。
上記の画像にある、Nike Air Jordan 1を例に出してみましょう。
数が限定されているため、多くの人が持っていないのは確実で欲しくなる、スノッブ効果。
Nike Air Jordan 1は、SNSなどでもカッコ良いと評判になり、伝説の1足となったスニーカー、バンドワゴン効果があります。
そんなNike Air Jordan 1が期間限定で100足のみ日本で限定発売するとなるとどうでしょか。きっとスニーカ好きならず多くの人が欲しくなると思います。
実はこれが、スノッブ効果 + バンドワゴン効果なのです。
一見、相反するようなマーケティング心理学を2つを組み合わせることで、単体で活用するよりも、さらに魅力を伝えることができます。
スノッブ効果 + バンドワゴン効果+ヴェブレン効果

スノッブ効果:
みんなが持っていないものに魅力を感じるというマーケティング心理です。
バンドワゴン効果:
スノッブ効果の逆で世間の流行りや周りの評判に流されてしまう心理効果のことを指します。
ヴェブレン効果:
価格帯が高めだと高級感が増す心理効果のこと
さて、次はヴェブレン効果が加わりました。
上記の画像にある、Travis Scott × Nike Air Jordan 1を例に出してみましょう。
こちらも数が限定されており、抽選でしか手に入れることができません。
全シリーズで反響を呼んだ大ヒットスニーカーです。
さらに今回は、Travis Scottとコラボ商品ということもあり価格帯が大幅にあげられることにより、さらに特別感・高級感が増したことも挙げられます。
このように複数のマーケティング心理学を組み合わせることにより、さらに購買促進を図ることができ、幅広い層に長期的に商品やサービスを届けることができます。
ディドロ効果+ツァイガルニク効果

ディドロ効果:
新しい価値観を得たことに対し、全てをその価値観で統一したくなる心理効果のことです。
ツァイガルニク効果:
達成できなかったり、中断していることを、達成できたことよりも印象に残るという行動心理です。
スニーカーコレクターやNIKEはスニーカー意外にもウェアなど様々な商品を発売していますので、全てをNIKEに統一したいという心理効果です。
また、ツァイガルニク効果は、限定発売や抽選にすることにより前回当たらなかったから次こそはと次回リベンジするという思いを起こさせます。
したがって、「1つ買うと全部揃えたい」というディドロ効果と「次こそは、最後までやり切りたい」というツァイガルニク効果の2つをうまく使った、マーケティング心理学も少しは含まれていると思います。
まとめ
本日は、NIKEスニーカー事例を用いたマーケティング心理学の掛け合わせについてご紹介しました。
マーケティング 心理学は、単体でも活用することができますが掛け合わせて活用することにより、さらに威力を増すことができます。
顧客の購買促進やマーケティングでお悩みの方は一度検討されてみてはいかがでしょうか。
Upworkstyleでは、社会人の皆様にお役に立てる情報を随時配信しています。
是非お役位立てると幸いです。
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